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「ぼちぼち行こうか」

最近『黒い雨』の文庫本を読んでいます。
中野のまんだらけで買ったのですが、前の持ち主が鉛筆でところどころ二重線を引いてたりメモを書き込んでいたりして、私も国語の教科書にそうやって書き込んでたな・・・と思いました。
買った本をちゃんと読んだり、食材を腐らせず消費していると、いいことをしている感じがします。

8月なのに1年次制作の企画がブレ続けています。
道具のせいではありませんが、ペンタブで描いてるとなんか永遠に絵が決定しない気がするのです。
(実際に、ペンの先端でカリカリと紙を掘る感触がないとどうも・・・)
こんなに話がグラグラし続けているのはなぜかと考えたら、制作の動機になっている「怒り」が時間が経つごとに冷め続けているからなような気がします。
今の自分が、「そんな怒らなくとも」と、過去の自分との仲裁役になっているので話が定まらないのです。
心をえぐってくる自分の内なる声との戦いに勝ちたいです。

先週、毎年恒例の西武遊園地の花火大会に行きました。
「私が行かないといつなくなるかわからない」という使命感をずっと感じていたのですが、
バイトの人たちは一生懸命働いていて、当たり前なのですが、私がロマンを感じている場所を現実のバイト先としている人がいるんだなと思いました。
そして「ロマンを追いかけて思い出を辿っても、一度目ほどの感動は得られないものなのだ」という人生訓を得て、思い出とは覚醒剤のようだ・・・と少しだけ思いました。
しかし、金色のでかい大輪の花火が消えてゆく瞬間を見たら泣きそうになりました。