今日は国宝を見に行きました。久隅守景の『納涼図屏風』です。(→これ)
小さな小屋で一家団欒している絵なのですが、特に話すこともなくぼんやりしている空気がものすごく伝わってきて、何でもないような瞬間が時を越えて普遍的になるということに感動しました。
展示を見た後、母とカフェでお茶しながらお互いの状況を嘆いたり励まし合ったりしたのですが、外の景色が素晴らしかったです。
ひょうたんには『隠遁への志向』という意味があるらしく、出家とか仙人とかに憧れながら、端から見たらおもしろい人生を送っていくのも味があるかもしれないなと思いました。