人形を使った写真作品を制作しました。追記に説明などを書いています。
samayounko.tumblr.com
オバケの説明など
ベルナール・フォコンという写真家の、マネキンを使った構成写真を見たのが制作のきっかけです。広い風景の中、オバケの人形がポツンと立っている姿で『切なさ』や『哀愁』を表現したくて作りました。
撮影はキャノンEFというカメラを使って、お友達や妹にとても手伝ってもらいながら大学や河川敷、近所の公園などで行いました。人形は小学5年生の平均身長ほどの大きさがあります。
オバケをモチーフにしたのは、天涯孤独なものといえばオバケが最初に思い浮かんだからです。また広いところにそんなクリーチャーがぽつんといるという絵面に惹かれたのもきっかけになりました。
「幽霊」なのか「お化け」なのか、その辺は厳密に決めなくてもいい気がしたのでこの「なんとなくオバケっぽい」フォルムになりました。あと『ガイスター』というボードゲームの駒のデザインもちょっと参考にしました。
しかし、かかった費用や労力の割に周囲の受けがイマイチだったり、自分でもけっこう迷ってしまった感のあるほろ苦い作品でもあります。
休日の公園での撮影中、女の子の2人組に「もぐらですか?」と聞かれたのが印象的でした。