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精神の修行

仕事で活躍している卒業生へのインタビューや、若手作家をゲストに招いての特別講義の準備などをしないといけないのですが、辛くて心が壊れそうになります。

「同年代の作家は全員ライバル」という殺伐とした心で生きているので、そういう対象に対して「雑用係」という形でその場に存在していないといけないのが悔しすぎて頭がおかしくなりそうになります。

今日は2個違いのすごく活躍している作家がスペシャルゲストとして大学に来て、会場は超満員でした。暗闇でビデオカメラを回しながら、頬を伝い続ける涙を止められませんでした。もうその人の作品の音を聞くだけで辛くて、講義が終わった後もしばらく涙が止まらず、そんな自分をどこか客観的に「かわいそうな子だ・・・」と思いました。

でも少し落ち着いてきたら、自分より圧倒的に活躍している有名な人に対して、ライバルだと思って本気で悔しがって泣いてる自分はけっこうガッツがあるのではないか?という気もしてきました。

アニメ界でたくさん悔しい思いやムカつく出来事に出会ってきたのに、結局今作っているものもアニメなので、やっぱり私はアニメが好きなのかもなと思いました。