水張り

新作の短編のパイロットフィルム制作時に、絵の具で描いた背景画のスキャンにとても苦労しました。紙が水分を含んでベコベコに波打ってしまっていたからです。

家に洋裁用の文鎮があったので、それを使ってどうにかスキャンしていました。でも、いちいち面倒だし、多少影が写りこんでしまうのは避けられませんでした。

「もういっそ水張りした方がラクかも…」とその時に強く思ったので、小さめの木製パネルを買い、先ほど水張りして試しに一枚描いてみました。非常にスキャンしやすく、パネルとして存在する姿もなんだか愛らしくていい感じでした。

ただ「絵の具でアニメを描いている人で一枚ずつ水張りしている人など多分存在しない」という事実が物語る通り、全部これでやるとなると、置き場所とコスト、手間的にまた違う大変さがあるなと思います。アニメーション1本分の木製パネルを用意するとなると、全国の世界堂を枯らす可能性があります。

あと「薄手の画用紙に原画を直接印刷して塗る」のをやってみたのですが、インクジェット印刷だと絵の具でインクが溶け出してしまいました。水分少なめでやれば大丈夫でした。でも滲んでいるのも、偶然性が生まれて悪くないなと思いました。

それはそうと、やっとパイロットフィルムが完成したので、近々掲載できればと思います!