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新千歳空港国際アニメーション映画祭

新千歳空港国際アニメーション映画祭に行ってきました。

『ミヨの半生』がノミネートされたおかげで初めて参加したのですが、素晴らしい旅になりました。

8月の広島国際アニメーションフェスティバルではチケットを落としたことにより、観光ばかりして全然コンペティションを見なかったので、その反省を生かしてすごく勤勉に毎日劇場に通いました。

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初日に、受付でゲスト用のサインを書きました。(『GUCHI』がミドルネームみたいになってしまった)

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1日目は「パプリカ」の爆音上映と「この世界の片隅に」の先行上映、コンペティション1を見ました。

「この世界の片隅に」は、ほっこりまったりしている中で時々出てくる夫婦のラブシーンが妙にエロかったのでドキドキしました。あと「亜人」に出てくる好きなキャラの声優が夫役だったので、わくわくしました。

「君の名は。」や「あの花」を見たときにも思ったのですが、キャラクターが叫んだり、独白したりといった感情を思い切り全面に出して強調する表現に共感できる人はいいと言い、共感できない人は拒否反応を示すと思いました。

私は感情吐露シーンが始まると、なんかいきなり飛躍するように感じるので、話についていけなくなることが多いです。

この夜、空港の温泉のフロントで、日本語で受け答えしていたのに「Can you speak English?」と聞かれました。(日本人のおじさんに)

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2日目はぬQさんの講義とコンペティション2を見ました。

この日は私の作品『ミヨの半生』を含む日本コンペティションがあり、上映後に作家がひとりずつ登壇して質疑応答する時間があったので緊張しました。プログラム終了後「猫背治したほうがいいよ」と言われ、なんて厳しいんだと思いました。

3日目はコンペティション3を見ました。そのあと見たかったミュージックビデオなどのプログラムは全て満席で入れず、悲しかったです。

この映画祭では、常に早め早めの行動を心がけないと、無の顔をしながらロイズのチョコレート工場を見学することになる、ということを学びました。

夜にコンペティション4を見て、4日目(最終日)に「風立ちぬ」を見ました。

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最後の日、飛行機まで時間があったので、1人で札幌の植物園に行きました。

温室のなかにウツボカズラの部屋があったのですが、他の部屋よりなんとなく臭くて、胃の中にいるような気分になりました。

(ウゲ…となったので写真は撮っていませんでした)

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札幌の街は、並木道の紅葉と雪の組み合わせが珍しくてきれいな場所でした。雪の上にカラフルな葉っぱが散っている様は「まるでちらし寿司みたいだ〜」と思いました。

札幌のH&Mに、KENZOとのコラボ商品が何かの間違いで置いてあったりして…と思って行ったのですが全くなく、ふつうのヘアバンドを一個買いました。

そのヘアバンドを持って駅に向かいながら、「植物園で穏やかな時間を過ごしたのに、またちょっと物質主義に戻ってしまった…」と思いました。

新千歳空港国際アニメーション映画祭は、アート系のアニメーションだけじゃなく、ワンピースやタイバニなど商業系のアニメーションも分け隔てなく上映しているところが

入り口が広くてとてもいいなと思いました。

そして、学生CGコンテストで、『ミヨの半生』が優秀賞をとったという嬉しいニュースが転がり込んできて、ハッピーな気持ちになりました。

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