たまに前に住んでいた家を思い出して切なくなります。
マンションの6階だったのですが、遠くの山がよく見えたなぁ…空がキレイだったなぁ…などと思い出してはしみじみとするのです。あと今住んでいるところに比べてだいぶ都会だったなぁと思います。オシャレなカフェやパン屋もあって、たまに近くに行くと「なんて栄えたところに住んでたんだ」とびっくりするのです。
でも去年の日記を読み返すとまったく幸せそうじゃなく、その理由はたぶん狭かったからです。常につまらなくて虚無で、気晴らしにしょっちゅうカフェやパン屋に繰り出していましたが「オシャレなパン屋やカフェがあろうが、自分のものじゃない」と思い、満たされない気持ちでした。
でも今ではそんな窮屈だった気持ちすら20代最後の2〜3年の思い出にアンニュイさを加えてくれていて、思い出すと少し憂いのあるキラキラした日々となっています。