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座禅の会に参加した

先日、近くのお寺でやっていた座禅の会に参加してきました。本堂は冷えると聞いていたのですが、小春日和で暖かく、ラッキーでした。

お寺に行って受付を済ませ、待合室に入ると、50人ぐらいの人がいました。
みんな真剣な面構えで、近所にこんなに座禅したい人がいたとは…と驚きました。中には作務衣を着て、マイ座布団を持参しているガチな感じの人もいました。いろんな作法を教わった後、本堂に移動しました。

坐蒲(ざふ)という、座禅専用の丸っこいクッションみたいなものにお尻を乗せ、足を組みました。そしてそのままの姿勢で、一本の線香が燃え尽きるまでの時間(約25分間)、無心でひたすら座り続けました。これを2セットやりました。


気温が暖かく静かだと、ついつい眠気が襲ってきます。
「完全に目を閉じると寝てしまうから、目を開くか半目でいるように」と言われたものの、目を開くと目が乾いて寝てしまうし、半目でいるとまぶたが重くて寝てしまいます。

下唇をかんで、痛みで意識を保とうとしますが、

気づくと寝そうになっています。

背筋を伸ばしてあごを上げると、気持ちがシャキッとして起きられることに気付きました。

参加者の中には、お坊さんに喝を入れてもらっている人もいました(志願制)



線香が燃え尽きた時、私の足はもう痛みを通り越して感覚がなく、生まれたての子鹿のような動きしかできなくなっていました。

全てが終わると、前後の人に一礼した後、みんなで坐蒲をギュッギュと押して形を整えました。

家で一人でやるのと違って途中でやめられない強制力があったせいか、終わった後はくたくたに疲れてしまいました。総本山で修行しているお坊さんは、朝4時に起きてこれをやっているらしく、すごすぎると思いました。

あれから3日、あの痛みを思い出すとやりたくなさが募ってしまって一度もやっていません…。でも、未体験の座禅を想像してワクワクキラキラしていた時、すごくいい感じで1日1日を過ごせていたので、痛くない座り方でまたやりたいと思いました。